この記事では、AccountThinking.netの造語「不都合な事実」について紹介します。
ことばの概要
10秒解説
造語「不都合な事実」は、
- 自分自身にとってたいへん不都合な、
- 理由も根拠もなくただ受け入れることしかできない、
- 受容しがたい事実
を意味します。
心理学用語「否認」とセットで考えてください。
ことばの用例
「不幸にする親」より
この彼女の問いは、コントロールばかりする親に苦しむ多くの人たちが抱いている根本的な疑問をよく物語っています。
その疑問とは、「もし子供のことを思っているというのなら、なぜ傷つけるの?」ということです。子供にとってその答えを考えるのは、そしてその答えを受け入れるのは、恐ろしすぎるかもしれません。
なぜならその答えは、
- たぶん、彼らは愛していないから。
- たぶん、彼らは私を望んでいないから。
- たぶん、彼らは自分をコントロールできないから。
- たぶん、彼らが私を傷つけたのにはなんの理由もないから。
- たぶん、私が何をしようがどのみち彼らは私を傷つけるだろうから。
などだからです。
引用元:ダン・ニューハース、玉置悟(訳)、不幸にする親-人生を奪われる子供、pp84-85(紙書籍)/強調および改行は引用者による
「最強伝説 黒沢」より
(み・・・見なかった事にしよう・・・・・・!)(ぐぐぐっ・・)
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ことばの周辺知識
元になったことば
哲学用語「ブルートファクト」
不都合な事実は、哲学用語「ブルートファクト」を基に作ったことばです。
ブルートファクト(ナマの事実)は、「理由や根拠のある事実」と対置されて、「理由も根拠もなくただ受け入れることしかできない事実」の意味で用いられます。
brute(ブルート) は「知性のない」「感覚のない」「野蛮な」「ケモノじみた」といった意味をもつ単語です。
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ナマの事実 | Wikipedia
Wikipedia、2024.8.15閲覧
映画タイトル「不都合な真実」
2006年のドキュメンタリー映画「不都合な真実」になぞらえて作ったことばです。
アル・ゴア元アメリカ副大統領が主演している作品で、地球温暖化という「不都合な真実」を直視しない政府の姿勢を批判する内容となっています。

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不都合な真実 | Wikipedia
Wikipedia、2024.8.15閲覧
まとめ
この記事でわかること
1.不都合な事実とは「自分自身にとってたいへん不都合な、ただ受け入れることしかできない、受容しがたい事実」を意味する造語です。
2.理解するのではなく、感じてください!




