[03] マネーシステム

エゴセントリック交換とは?【造語の解説】

このページは、生活者経済学で扱う造語「エゴセントリック交換」を解説する記事になります。

ことばの概要

10秒解説

「エゴセントリック交換」は、物々交換の一種。

受け取る引き渡すを、異なる相手異なる時間・場所で行います。

「いくら?」「いいよ別に」「だめよ労働の対価はきちんと受け取るべき」
「じゃ オレはモーロックさんに魔法で助けてもらってるから 腰をよくしてやってくれ」
「好きじゃないなあ そういうの」

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エゴセントリック取引概念図
にゃむーん

現行の経済学では見当たらなかったので、新たにことばを創りました!

ことばの歴史・背景

社会的技術「エゴセントリック交換」

「エゴセントリック交換」は、旧石器時代部族経済の中で生まれた、ウォンツの二重の一致の制約を回避する社会的技術です。

たとえば狩人Aが、道具師Bに信用交換を持ち掛けたとします。

狩人A:これから狩りに行くから、弓を譲ってくれないか?

道具師B:肉は間に合ってる。

信用交換では不可能!

普通の信用交換では、これで話は頓挫です。

しかしエゴセントリック交換なら、これが可能になるのです。

狩人A:これから狩りに行くから、弓を譲ってくれないか?

道具師B:おれの兄弟にあとで、獲物を譲ってくれるなら、いいよ?

エゴセントリック交換により可能に!
エゴセントリック交換により可能に!

現代人には当たり前のことだが・・・

猿人にとっては、まさに認知革命だったろうな。

わるたん

エゴセントリック(自己中心)な交換

冒頭の引用コマでいえば、

  • 妖精ラファンパンは、
  • 異世界転移者サイトウから「受け取り」、
  • 老魔法使いモーロックに「支払い」をします。

強引に「エゴセントリック解釈」をすれば、それは普通の物々交換と何ら変わりません。

わるたん

補足事項

法律上想定されていない

日本の民法では、エゴセントリック交換は想定されていません。

「想定されていない」とは、禁止とは少し違う。

「やってはいけない」ではなく「やることを考慮していない」ということだ。

わるたん
植杉伸介、井上のぼる、マンガはじめて行政書士-民法-7訂版、pp59

「ある人に対して ぼく10万円の「貸金債権」があるんだけどノリコちゃんが返してくれる?」「あたし関係ないよ
「そうだよね 請求できるのは「借主」にだけ それが「債権」てこと」「ああビックリした」

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まとめ

この記事でわかること

1.エゴセントリック交換は、さらに拡張された物々交換

2.「受け取る」と「引き渡す」を、異なる相手と異なる時間・場所で行います。

文献

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引用文献

便利屋斎藤さん異世界に行く

マンガはじめて行政書士-民法-

この記事を書いた人

にゃむーん

kyo9557
(ファイナンシャルプランナー/知的財産管理技能士)

雇ってもらって働かないと生活が成り立たない、富裕層と労働者階級のグレーゾーンに位置する40代夫婦の片割れ。
「労働者の常識」と「お金持ちの常識」とを併せ持つ強みを活かし、家計管理・投資・ライフプランニングの専門家として情報発信を行っています。

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