この記事では、哲学史上の概念「元素」についてAccountThinking.netの解釈を説明します。
ことばの概要
10秒解説
哲学史における「元素(element)」とは、万物の根源(ἀρχή:アルケー)です。
アルケーは、「神のことば・意思」を意味することもあります。
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元素 | Wikipedia
Wikipedia、2025.7.31閲覧
ことばの歴史・背景
聖書の「元素」
新約聖書には、万物の根源(元素)は、神のことばである!と記されます。
新約聖書・ヨハネによる福音書は、このような記述から始まります。
初(はじ)めに、言(ことば)があった。
引用元:新約聖書、ヨハネによる福音書、第1章第1節/強調および改行は引用者による
これは、日本語に直訳すると「万物の根源(ἀρχή:アルケー)は神の言(λόγος:ロゴス)なり」となります。
タレスの「元素」
最古の哲学者タレスは、万物の根源(元素)は、水である!と主張しました。

万物の根源は神ではない!
…という点で画期的な主張でした。新約聖書のできる600年以上昔のことにゃ。
「万物の根源は水である!」
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「哲学の歴史を語る上で彼は欠かせないでしょう」
古代ギリシアの「元素」
タレスの活躍から100年余。
元素(element)は火・水・土・風と整理されました(四元素説)。
このうち、火は中世ヨーロッパにて、元素として否定されてしまったのです!

現代の「元素」
21世紀前半
21世紀前半では、水素、酸素、炭素、鉄、金など約100種類が知られています。

メンデレーエフの元素周期表
現代の元素の概念が確立したのは1869(明治元)年ごろ。
元素周期表がメンデレーエフにより提唱されたことが大進歩のきっかけでした。

それ以前は、存在するとされていた元素が少なからずありました。
価値元素説
余談ですが、革命家マルクスは、価値を元素の一種と見なしました。
これを物象化と呼びます!

まとめ
この記事でわかること
1.哲学史における「元素」とは、万物の根源です。
文献
引用文献
我思う、ゆえに我あり~デカルトの「方法序説」より~
脚注
- File:Thales.jpg - Wikimedia Commons、パブリックドメイン、トリミング実施 ↩︎
- 素粒子は、いわば元素の元素です。 ↩︎
- File:Atom(ver.2018.06).jpg - Wikimedia Commons、CC 表示-継承 4.0、加工なし ↩︎
- File:DIMendeleevCab.jpg - Wikimedia Commons、パブリックドメイン ↩︎
- File:Marx7.jpg - Wikimedia Commons、パブリックドメイン状態 ↩︎
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