この記事では、心理学分野の概念「実存的転換」についてAccountThinking.netの解釈を説明します。
ことばの概要
10秒解説 (1)
「実存的転換」とは、世界が違って見えることです。
実存とは、ここでは「自分をとりまく環境 or 世界」だと思って欲しいにゃ。
医学者養老孟司は、このように説明します。
君たちだってガンになることがある。
引用元:養老孟子、バカの壁/強調および改行は引用者による
ガンになって、治療法がなくて、あと半年の命だよと言われることがある。
そうしたら、あそこで咲いている桜が違って見えるだろう。
投資家・実業家ロバート・キヨサキは、このように説明します。
だが、きみたちがもっと時間をかけてキャッシュフロー・クワドラントの右側で経験や教育を充分に積み、それがほんとうに自分のものになれば、特別な視力が身について、左側に属する人には見えないものが見えるようになる。
引用元:ロバート・キヨサキ、白根美保子(訳)、金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント 改訂版、pp207(紙書籍)/強調および改行は引用者による
実存的転換を果たすと、特別な視力が身につく。
特別な視力の獲得は、お金持ちへの第一歩だ。
10秒解説 (2)
AccountThinking.netでは、パラダイムシフト・コペルニクス的転回とほぼ同義と解釈します。
ことばの歴史・背景
提唱者
「実存的転換」の概念は、精神科医ヴィクトール・フランクルが提唱しました。

具体的な説話
漫画作品「サイコドクター」のFile.15「自殺願望の女」が実存的転換を扱っています。
主人公麻緒には自殺願望があります。
その理由は「何のために生きていくのかわからない」という漠然としたものです。
「というか私 何のために生きていくのかわからないんです」(私は語った 小さな頃から人生に虚無を感じていたこと 大学合格とともに目標を見失ったこと)
※画像をクリックすると引用コマの配置を確認できます。引用にあたっては細心の注意を払っておりますが、原作のご一読にご協力ください。詳しくはサイトポリシーをご確認ください。
麻緒は「自殺請負人」を雇い自殺を試みますが、失敗。
そこで、請負人は刃物を持ち出します。
「それでは 安らかにお休みください」(「死」)
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遂に、麻緒は原始の不快を実感し、真のニーズ「死にたくない」にに至ります。
「いやよー私は死なない!死にたくない!」「死にたくない!」
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そして、麻緒は実存的転換を果たしたのでした。
実存的転換には、強烈なストレスが必要。
そこがちょっと難しいところにゃ。
(今日は快晴だったんだ そんな事に初めて気づく 世の中には様々な色があふれている!)
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(そして久しぶりの空腹感)(ぐー)
(こんなにお腹が空いたと感じたことはなかったかもしれない)
関連記事
原始の不快
実存的転換のきっかけとなる「原始の不快」はこちらをご参照ください。
まとめ
この記事でわかること
1.「実存的転換」とは、世界が違って見えるようになること。
2.「実存的転換」を果たすと、特別な視力が身につきます。








