[02] お金教

労働価値説とは?【ことばの解説】

この記事では、生活者経済学における経済学用語「労働価値説」の解釈を紹介します。

ことばの概要

10秒解説

労働価値説は、「バリュニウム(価値の源泉を指す造語)とは、労働の結晶である」という解釈です。

井上純一、アル・シャ-ド、キミのお金はどこに消えるのか、pp99/174

労働だ!!!」(ゴゴゴゴゴゴゴ)「「労働はその父であり土地がその母である」(『資本論一』(岩波文庫 向坂逸郎訳より) 労働がなければ価値は生まれないのだ!!!」「こういう考え方を『労働価値説』と言う」

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にゃむーん

バリュニウムとは何か。

お金を考えるうえで、最も根源的な問いのひとつです。

価値の源泉

価値元素バリュニウム」とは何か。

どうやって創り出すのか。

これは最も根源的な問いのひとつで、運営者kyo9557が調べた限りでは、3説があります。

  • 重商主義  ・・・バリュニウムとは、金銀のことである。
  • 重農主義  ・・・バリュニウムとは、農地のことである。
  • 労働価値説 ・・・バリュニウムとは、労働の結晶である。

様々な解釈があるのだ。

わるたん

ことばの歴史・背景

労働価値説

概要

18世紀のイギリスで唱えられた、人間の労働力こそが価値の源泉であるという主張です。

にゃむーん

過熱する重商主義に対抗するため提唱されたにゃ。

約10年前に登場した重農主義に影響を受けたといわれるにゃ。

重商主義重農主義・労働価値説の関係1を図にすると、おおむね、こうなるようです。

周辺知識(Wikipedia)
機会費用 | Wikipedia
機会費用 | Wikipedia

Wikipedia、2024.11.6閲覧

アダム・スミスの労働価値説

経済学の父アダム・スミスはこのように2表現します。

にゃむーん

マルクスのそれと比べると、かなりマイルド。

バラエティ・アートワークス、国富論 まんがで読破、 pp74/194

「我々がものを入手したときに本当に支払っているものは そのものを生産する手間であり苦労であるのです」
「このことから私はすべての商品の交換価値をはかる真の尺度は 労働である定義します」

※交換価値はアダム・スミス提唱の概念です。この記事では「普遍的価値」と同一と考えて差支えありません。

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アダム・スミス3
にゃむーん

”原文”に「定義」のことばは見当たりません。

しかし、文脈からは事実上の「定義」と読みとれますにゃ。

マルクスの労働価値説

革命家マルクスは、このように4表現します。

にゃむーん

革命家の主張ですから、なかなか過激ですにゃ。

スミスから、約90年後の主張です。

井上純一、アル・シャ-ド、キミのお金はどこに消えるのか、pp98/174

「昔からいろんな人が価値の元『価値の源泉』を求めてきた」(うーん)(うーん)「そして!!」
「これぞ『価値の源泉』と言われるモノが・・・・・・」「私が説明しよう!!」(じゃーん)(カール・マルクス(1818~1883)(ひさしブリ~)
「金も宝石も・・・そして土地さえも 人間がいることで価値が生まれる!!!」(カッ)「つまり価値とは『自然』と『人間』がつくり出すもの!!!」
「つまり価値を生み出す元はー」

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井上純一、アル・シャ-ド、キミのお金はどこに消えるのか、pp99/174

労働だ!!!」(ゴゴゴゴゴゴゴ)「「労働はその父であり土地がその母である」(『資本論一』(岩波文庫 向坂逸郎訳より) 労働がなければ価値は生まれないのだ!!!」「こういう考え方を『労働価値説』と言う」

※画像をクリックすると引用コマの配置を確認できます。引用にあたっては細心の注意を払っておりますが、原作のご一読にご協力ください。詳しくはサイトポリシーをご確認ください。
マルクス5

まとめ

この記事でわかること

1.労働価値説は、「バリュニウム(価値の源泉を指す造語)とは、労働の結晶である」という解釈です。

文献

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引用文献

キミのお金はどこに消えるのか

国富論 まんがで読破

脚注

  1. 運営者kyo9557による作図。識者のご指導・ご指摘をお待ちしています。 ↩︎
  2. バラエティ・アートワークスの「まんがで読破 国富論」の表現です。 ↩︎
  3. File:AdamSmith.jpg - Wikimedia Commons、パブリックドメイン状態 ↩︎
  4. 井上純一、アル・シャードの「キミのお金はどこに消えるのか」での表現です。 ↩︎
  5. File:Marx7.jpg - Wikimedia Commons、パブリックドメイン状態 ↩︎

この記事を書いた人

にゃむーん

kyo9557
(ファイナンシャルプランナー/知的財産管理技能士)

雇ってもらって働かないと生活が成り立たない、富裕層と労働者階級のグレーゾーンに位置する40代夫婦の片割れ。
「労働者の常識」と「お金持ちの常識」とを併せ持つ強みを活かし、家計管理・投資・ライフプランニングの専門家として情報発信を行っています。

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