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極端化分析法

この記事では、AccountThinking.netで扱うフレームワーク「極端化分析法」を紹介します。

極端化分析法

10秒解説

極端化分析法は、ものごとを極端化して思考実験を行い、違和感をあぶり出していく手法です。

用例

トロッコ問題

5人を助けるために、1人を犠牲にするのは許されるのでしょうか?

トロッコが暴走しました!

ポイントを切り替えることで、5人を見殺しにするか1人を犠牲にするか選ぶことができます。

さあ、あなたはどちらを選びますか?

どらん先生
トロッコ問題1

これは「トロッコ問題」と呼ばれる、有名な思考実験です。

周辺知識(Wikipedia)
トロッコ問題 | Wikipedia
トロッコ問題 | Wikipedia

Wikipedia、2024.8.7閲覧

この問題を例にとって、「正義」とは何か、哲学者マイケル・サンデルは学生たちに思考を勧めます。

にゃむーん

このあと、サンデルは「それほど重大な選択に直面することはない」といいます。

大切なことは「ジレンマについて考えること」と強調します。

山岳地帯に潜伏する兵士や暴走する路面電車の目撃者とは異なり、ほとんどの人はそれほど重大な選択に直面することはない

しかし、こうしたジレンマについて考えることによって、個人生活や公的場面において、道徳に関する議論がどう進むものかわかってくる。

引用元:マイケル・サンデル、鬼澤忍(訳)、pp50(紙書籍)/強調および改行は引用者による
にゃむーん

ジレンマを考えることにより、我々の判断ロジックの特性を「問題」として浮き彫りにするのです。

功利主義批判

トロッコ問題」に対し、マンガ「最大多数の最大幸福 道徳および立法の諸原理序説より」に登場するベンサムの亡霊は憤ります。

にゃむーん

トロッコ問題はストローマン論法だぞ。と怒っています。

「火事の時に肉親と世界的に価値のある人間どちらを助けますか? とか」「五人を助けるためにあなたの横にいる一人を突き落として殺せますか? とか実にくだらん!」
※ゴドウィン・・・ベンサムと同時代の無政府主義者、功利主義者

※画像をクリックすると引用コマの配置を確認できます。引用にあたっては細心の注意を払っておりますが、原作のご一読にご協力ください。詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

「そんな生涯に一度あるかないかの状況ばかり考えて 本来明朗で実践的である功利主義が身動きとれなくなることが私は一番悲しいんだ」

※画像をクリックすると引用コマの配置を確認できます。引用にあたっては細心の注意を払っておりますが、原作のご一読にご協力ください。詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

ほどほどがいちばんだ。

わるたん
釈迦
釈迦2

僧侶は2つの極端に近づいてはならない。

ひとつ、愛欲快楽を求めまくること。
ふたつ、苦行しまくること。

・・・いずれにせよ極端はよくない。真ん中が一番いい

中道 - Wikipediaにあるパーリ仏典相応部の56・2の紹介内容を基にkyo9557作成

言語化

懐疑思考などとの併用

にゃむーん

あぶり出した違和感は、懐疑思考などと併用して言語化します。

たとえば・・・

ベンサム :最大多数の最大幸福。これが立法するにあたって考慮すべき普遍的正義だ!

反論者  :99人が幸福であれば、1人の少女を極端に不幸にしても良いというのか?それは「問題」だろう!

周辺知識(Wikipedia)
ストローマン | Wikipedia
ストローマン | Wikipedia

Wikipedia、2024.11.26閲覧

まとめ

この記事のまとめ

1.「極端化分析法」は、ものごとを極端化して思考実験を行い、違和感をあぶり出していく手法です。

文献

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引用文献

最大多数の最大幸福 道徳および立法の諸原理序説より

これからの「正義」の話をしよう

参考文献

詭弁論理学

脚注

  1. McGeddonFile:Trolley problem.png - Wikimedia CommonsCC 表示-継承 4.0、解像度のみ変更 ↩︎
  2. File:Buddha in Sarnath Museum (Dhammajak Mutra).jpg - Wikimedia Commons
    クリエイティブ・コモンズ表示-継承 3.0 非移植、トリミング実施  ↩︎

この記事を書いた人

にゃむーん

kyo9557
(ファイナンシャルプランナー/知的財産管理技能士)

雇ってもらって働かないと生活が成り立たない、富裕層と労働者階級のグレーゾーンに位置する40代夫婦の片割れ。
「労働者の常識」と「お金持ちの常識」とを併せ持つ強みを活かし、家計管理・投資・ライフプランニングの専門家として情報発信を行っています。

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