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一神教的解釈

この記事では、Account Thinking🄬で扱うスキーマ系マインドセット「一神教的解釈」を紹介します。

この記事のまとめ

1.「一神教的解釈」は、「ものごとには唯一無二の普遍的真実が存在する」という解釈のくせ・かたよりです。

2.造語です。

概要

一神教的解釈

「一神教的解釈」とは、「ものごとには唯一無二の普遍的真実が存在する」というマインドセット(思考の基盤となる解釈)です。

この解釈は、西洋哲学~科学全般の大前提です。

どれだけ虚言を尽くしても、真実は一つなんだからな。

「どれだけ虚言を尽くしても」「真実は一つなんだからな」

※引用にあたっては細心の注意を払っておりますが、原作のご一読にご協力ください。詳しくはサイトポリシーをご確認ください。
にゃむーん

たとえば、ミステリー小説などでも「真実はいつもひとつ」が前提となっています。

対となる解釈

対となる解釈は「多神教的解釈」です。

にゃむーん

「ものごとには無数の解釈が存在する」というマインドセット(思考の基盤となる解釈)になります。

用例

温度

風呂に入った2人が、もしぬる湯好きと、あつ湯好きの正反対の人でしたら、一方は熱いといい、一方はぬるいというでしょう。しかし、風呂の温度はたぶん一つです

(ぬるい!・・・・・・・)(あつい!・・・・・)

引用元:小泉袈裟勝、山本弘、単位のおはなし 改訂版、pp16
にゃむーん

お風呂の温度には、たとえば42℃という「唯一無二の普遍的真実の値」があります。

メートル法

「すべての時代に、すべての人々に」をスローガンに、メートル法は発足しました1

にゃむーん

長さ、重さに唯一無二の普遍的真実をつくろう。

そうして作られたのがメートル原器キログラム原器です。

メートル原器(廃止)
メートル原器23
キログラム原器(レプリカ)45

これらを唯一無二の普遍的長さ、唯一無二の普遍的重さとした訳だ。

わるたん

周辺知識

一神教

代表的な一神教として、ユダヤ教キリスト教イスラム教が挙げられます。

にゃむーん

いずれも「唯一神」を信仰します。

  1. ものごとには唯一無二の真実が存在する。
  2. 真実とは神である。
  3. したがって、神とは唯一無二の存在(唯一神)である。

一神教の前に一神教的解釈があった・・・となるのかな。

知らんけど。

わるたん

イデア論

古代ギリシアの哲学者プラトンは、あらゆるものごとには「唯一無二の普遍的真実」があると発想し、それにイデアと名付けました。

プラトン
プラトン6

彼は「ものごとには「絶対的真実=イデアが存在する。」と考えたぞ。

わるたん

プラトンの弟子アリストテレスは、師のイデアエイドスとして批判的に継承しました。

アリストテレス7

彼の二つ名は「万学の祖」。

現代科学は多かれ少なかれ、彼の影響を受けているのだ。

わるたん

現代科学は一神教的解釈の上に成立しているのです。

むしろ、現代科学は一神教的解釈要請している・・・と言っても過言ではないでしょう。

どらん先生

まとめ

この記事のまとめ

1.「一神教的解釈」は、「ものごとには唯一無二の普遍的真実が存在する」という解釈のくせ・かたよりです。

2.造語です。

引用文献

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ミステリと言う勿れ

単位のおはなし

単位のおはなし 改訂版は、計量史研究者小泉袈裟勝、山本弘による書籍です。

にゃむーん

量とは解釈であるー。

kyo9557がこの認識に至ったのは、この本による部分が大きいですにゃ。

文献紹介
【ことば】貨幣とは
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文献紹介
解釈(interpretation)とは?【ことばの解説】
【ことば】解釈とは

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【ことば】一物一価の法則とは
【ことば】一物一価の法則とは

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参考文献

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アダム・スミスの価値論・価格論

アダム・スミスの価値論・価格論は、2017年の聖学院大学論叢に掲載された紀要論文です!

にゃむーん

機関リポジトリから閲覧できます。

周辺知識(学術論文など)
アダム・スミスの価値論・価格論
アダム・スミスの価値論・価格論

CiNii(国立情報学研究所)、2024.6.19閲覧

国際単位系(SI)の体系紹介と最新動向(概論)

にゃむーん

2014年公開のリレー解説です!

J-Stageから閲覧できます。

周辺知識(学術論文など)
国際単位系(SI)の体系紹介と最新動向(概論)
国際単位系(SI)の体系紹介と最新動向(概論)

J-Stage(国立研究開発法人科学技術振興機構)、2024.8.11閲覧

「すべての時代に,すべての人々に」1)をスローガンに,18世紀末にフランスで産声を上げたメートル法は,その後1875年のメートル条約の成立を経て次第に世界に受け入れられ,電磁気や化学の計量も取り込みながら国際単位系・SI(1960年)に体系化されて今日に至っている.
日々の生活から先端科学に至るまで,現代社会でSIの恩恵を被らないものはないといってよいであろう.

1) a tous les temps,a tous les peuples =すべての時代に,すべての人々に,1799年にメートル法がフランスで公布された際の宣言

引用元:臼田孝、《第1回》国際単位系(SI)の体系紹介と最新動向(概論)/強調および改行は引用者による

脚注

  1. 計測と制御、53巻、第1号(2014年1月号)pp74 ↩︎
  2. Japs 88、File:Platinum-Iridium meter bar.jpg - Wikimedia CommonsCC 表示-継承 3.0、改変なし ↩︎
  3. 2024年現在、より高精度の定義へと変更されています。 ↩︎
  4. File:Prototype kilogram replica.JPG - Wikimedia Commons、パブリックドメイン状態 ↩︎
  5. 2024年現在、より高精度の定義へと変更されています。 ↩︎
  6. File:Plato.png - Wikimedia Commons、パブリックドメイン ↩︎
  7. File:Aristotle Altemps Inv8575.jpg - Wikimedia Commons、パブリックドメイン ↩︎

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