[03] マネーシステム

ミスターマーケットとは?【ことばの解説】

この記事では、経済学用語「ミスターマーケット」を紹介します。

この記事でわかること

1.「ミスターマーケット」とは、エゴセントリック取引の「相手」です。

2.「ミスターマーケット」は、市場を擬人化した架空の存在であり、古典経済学の「経済人」とよく似た概念です。

ことばの概要

概要

「ミスターマーケット」とは、エゴセントリック取引の「相手」です。

にゃむーん

あえてイラストにするならば、このような人物です。

ミスターマーケット

なんだこりゃ。

わるたん
にゃむーん

「人物」として、論理的に破綻している存在なのです。

解説

ひとつのエゴセントリック取引を考えてみましょう。

にゃむーん

ここに、サリー、アン、ジョンがいます。

サリー
アン
ジョン
にゃむーん

サリーは、ジョンからあめ玉をもらいました。

サリーは、お礼にアン(ジョンの妹)にチョコレートをあげました。

ふむ。典型的なエゴセントリック取引だな。

わるたん
にゃむーん

さて、サリーは誰と取引・交換をしたのでしょう?

あえてアンとジョンをひとりの人物と解釈するなら、どうなるでしょうか?

アン+ジョン

あー。なるほど・・・。

わるたん

エゴセントリック取引では、取引相手がどのような人物か考えることはタブーです。

「人物」として、論理的に破綻するからです。

どらん先生

ことばの歴史・背景

元ネタ(グレアムのモデル)

にゃむーん

ミスターマーケットの元ネタは、経済学者・投資家グレアムが提唱した架空の人物です。

この項目の締めくくりとして、例え話をしよう。
ある個人企業に1000ドルの出資をしていると想像してほしい。
共同出資者の一人には、ミスター・マーケットという名の非常に世話好きな男がいる。
(中略)
彼の価値評価が、企業成長やあなた自身が考える将来性に見合っており、適切なものに思えるときもあるだろう。
その反面、ミスター・マーケットしばしば理性を失い、あなたには彼が常軌を逸した価格を提示しているように思えることもある。

引用元:ベンジャミン・グレアム、賢明なる投資家、第8章、pp190-191(紙書籍)/強調および改行は引用者による

実際、ミスターマーケットの人間性は、往々にして破綻します。

なぜなら、彼は存在そのものが破綻しているからです。

どらん先生
ミスターマーケット
ミスターマーケット

ことばの歴史・背景

経済人

ミスターマーケットは、古典経済学の「経済人」の概念と似ています。

にゃむーん

経済人とは、もっぱら経済的合理性のみに基づいて個人主義的に行動する、とした(と想定した)人間像のことです。

経済人
経済人

コンニチハ、ワタシハ経済人
市場モデル構築ノタメニ開発サレタ、個性ヲ持タナイモブデス。

ワタシ達ノ判断・行動ニヨリ、商品ノ価値ハシミュレートサレマス。

周辺知識(Wikipedia)
Wikipedia - 経済人
Wikipedia - 経済人

ja.wikipedia.org

まとめ

この記事でわかること

1.「ミスターマーケット」とは、エゴセントリック取引の「相手」です。

2.「ミスターマーケット」は、市場を擬人化した架空の存在であり、古典経済学の「経済人」とよく似た概念です。

文献

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引用文献

賢明なる投資家

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