この記事では、修正カルテジアン劇場における「形而上な事象(metaphysical object)」の概念を紹介します。
この記事でわかること
1.「形而上な事象」とは、「客観世界」に存在する事象を指します。
2.修正カルテジアン劇場で扱う造語です。
ことばの概要
概要
「正式に命名するとしたらおそらく宇宙意思とか神の定めた真理とかとなるであろう形而上な事象」。
略して形而上な事象(metaphysical object)は、修正カルテジアン劇場で扱う概念です。

客観、客体、オブジェクト(object)、物自体、ヌーメノン(noumenon)などと呼ばれる概念を整理した造語です。
時代や哲学者によって、呼び方も定義も変わってくる概念なのです!
時にファクターXなどと呼ばれることもあります。
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ハフポスト日本版編集部、2024.6.24閲覧
対義語
対義語は内在現象です。
ことばの用例
形而上な事象 の例
X線
ヴィルヘルム・レントゲンは、真空管から形而上な事象が出ていることを突き止めました。
そして、それはX線と命名されました。

フロギストン
ラヴォアジエに否定されるまで「火」は、実体と質量を持つ形而上な事象でした。

(イメージ)
そして、火は「フロギストン」という、元素のような形而上な事象により構成されていると信じられていたのです。

天球
ガリレオ以前の人々は、空に「天球」という形而上な事象があると信じていました。

エーテル
万学の祖・古代ギリシアの哲学者アリストテレスは、天空には「エーテル」という形而上な事象が満ちていると考えていました。

ダークマター
天文学では、「ダークマター」という形而上な事象が存在するとする仮説があります。
質量・時間・空間
我々は現在も、「物体を構成する不変な物質の量」を示す、質量という形而上な事象があると信じています。
アインシュタインによれば、質量は空間のゆがみのようだが・・・。
実際のところはよく分かっていない。
また、我々は現在も時間・空間という形而上な事象があると信じています。
アインシュタインは、相対性理論にて「時間とは長さである」ことを示しました。
ありよう
わたしたちは形而上な事象を認識することができません。
認識論が難解なのは、この形而上な事象をイメージできないことが理由のひとつです。

したがって、そのありようを議論するためには工夫が必要です。
まとめ
この記事でわかること
1.「形而上な事象」とは、「客観世界」に存在する事象を指します。
2.修正カルテジアン劇場で扱う造語です。
文献
引用文献
純粋理性批判
「講談社まんが学術文庫」の一冊、およびバラエティ・アートワークス(Teamバミンカス)のまんがで読破シリーズ(一冊完結型)の一冊です。
難解さで有名なカントの純粋理性批判のコミカライズです。
ちょっぴり学術!
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参考文献
チ。~地球の運動について~
脚注
- File:Wilhelm Röntgen by Nicola Perscheid 1915b.jpg - Wikimedia Commons、パブリックドメイン ↩︎
- File:Antoine lavoisier color.jpg - Wikimedia Commons、パブリックドメイン状態 ↩︎
- 公益社団法人日本天文学会、https://astro-dic.jp/celestial-sphere/、天球 | 天文学辞典、トリミング実施、引用元の許諾条件に従い引用 ↩︎
- File:Aristotle Altemps Inv8575.jpg - Wikimedia Commons、パブリックドメイン ↩︎









