このページは、生活者経済学で扱う想像仮説1「ソクラテスが目指した最強の人事評価システム」について、批判的に吟味する記事になります。
批判的吟味の概要
(1) 「普遍的正義は存在しない」は常識では?
現代では「普遍的正義は存在しない」ことは、ある意味で常識です。
巨匠藤子・F・不二雄は作品「わが子・スーパーマン」にて、次のように表現します。
「そんなのはどこまでいっても個人の正義にすぎん。いつかどこかで社会と対立するもんだ。」「しかし・・・・・・・・・しかし・・・」
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しかし古代ギリシアでは、そんな「現代の常識」は未だ存在しなかったようです。
(2) ソクラテスは本当に変人だったのか?
たしかに変人だったようです。
ソクラテス=ニューロマイノリティ(発達障害)説
漫画家カレー沢薫は作品「なおりはしないが、ましになる」にて、次のように表現します。
「ソクラテスも実質無職だし、奥さんが怒ってる最中に思案にふけりだして、さらに激怒させてたみたいですよ。」(ギャアアア)「よくやるわそれ!」(パイセン!)
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「社会的スキルがなく、大体の職業に向いていない…」
「でも、私はそれが妄想と偏見だということは知っているから、知らないことを知っているみたいな?」ソクラテスも発達障害説有
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ソクラテスの激ヤバエピソード(1)
彼は、空気をいっさい読みません。
・・ただ参政院議員になったことがあるだけである。
(中略)
当時にあっては当番議員中ただ私一人が諸君に反対して違法行為に出ないようにと告げたのであった。そうして私はこれに反対の投票をしたのである。
引用元:プラトン、久保勉(訳)、ソクラテスの弁明 クリトン(岩波文庫)、pp41/170/強調および改行は引用者による
これは嫌われるわ。
ソクラテスの激ヤバエピソード(2)
彼は、自らの正義に忠実に振る舞います。
・・レオンをサミラスから、死刑に処せんがために連れて来ることをわれわれに命じた。
引用元:プラトン、久保勉(訳)、ソクラテスの弁明 クリトン(岩波文庫)、pp41/170/強調および改行は引用者による
(中略)
その時にもまた私は、言葉によってではなく、実行によって(中略)不正と瀆神の行為を避けることは何よりも重視する者であることを証示した。
現代風に解釈すると、こんな感じか。
まあガンバレとしか言えん。
(ダダダッ)
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「おいジョルノ ボサッとしてんなよッ!行くぞッ!」
「質問します 行くってまさか「鍵」を取りに行こうというのでは?今危機がせまっているフーゴを見捨ててですかッ!」
(ゴゴゴゴ)
論破の旅
彼は、ほうぼうの賢者たち(権力者たち)を論破して回りました。
いわく、自分より賢い者を探す必要があったから・・・とのこと。
(ドン引き)
「・・・・・・・・・」「無政府状態とは国家権力の排除・・・」
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「すなわち個人の完全な自由を求める思想は・・・」「ぐ・・・ぐぐ・・・」
「政治体制そのものを崩壊させ 民主制は機能しなくなるのではないかね?」
(4) どうして常にけんか腰?
現代人からは、ソクラテスは論破ばかりで建設的な議論をしない、残念な人物に見えます。
もし<正義>とは何かをほんとうに知りたいのなら、質問するほうにばかりまわって、
人が答えたことをひっくり返しては得意になるというようなことは、やめるがいい。答えるよりも問うほうがやさしいことは、百も承知のくせに!
引用元:プラトン、国家 上(岩波文庫)、pp44/676/改行は引用者による
どうして、彼は「あなたの思想とぼくの思想を組み合わせて、よりよい結論を導こう。」と考えないのだろう??
なぜ、彼はこんなにけんか腰なのだろう???
それがソクラテスをはじめて学んだときに感じた違和感でした。
古代ギリシアでは、建設的な討論を行う技術がなかったようです。
彼にとって、相手の意見を聞き入れることで、より良い結論を導き出す手法(ヘーゲル弁証法)は、2,000年以上先を行く未来の超技術でした。

まとめ
この記事で唱える仮説
1.ソクラテスが目指した最強の人事評価システム【想像仮説】について、批判的に吟味してみます。
文献
引用文献
わが子・スーパーマン

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マンガで読む名作 ソクラテスの弁明
なおりはしないが、ましになる
ジョジョの奇妙な冒険
国家 ~正義について~
参考文献
これからの正義の話をしよう
脚注
- 「想像仮説」とは、「おそらく、このような事実があったのであろう」など、ライフハックのバックボーンとなる発想ではあるが、学術的根拠が十分でない、仮説というには大胆すぎる個人的見解を指す造語です。 ↩︎
- File:Hegel portrait by Schlesinger 1831.jpg - Wikimedia Commons、パブリックドメイン状態 ↩︎











