この記事では、般若心経(仏教の一派)における「空」の概念(想像仮説)を紹介します。
想像仮説の概要
空(śūnyatā)とは
梵語ではśūnyatā(シュニャーター)。
初期仏教の、ないしインド哲学(ダルシャナ)の、「すべてはむなしい」という概念です。
単刀直入にいえば、すべては水槽の中の脳が見る夢のようなものだ、という概念。
空は、Account Thinking🄬の内在世界と対応しますにゃ。

脳の認識原理は同じ。
そこには水槽の中で見る夢か、頭蓋の中で見る夢か、の違いしかないのです!
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水槽の中の脳 | Wikipedia
Wikipedia、2024.10.21閲覧
般若心経とは
梵語ではPrajñā-pāramitā-hṛdaya(プラジュニャーパーラミター・フリダヤ)。

以下にオリジナル意訳を示します。
なお、一部カント哲学およびプラグマティズムを取り入れています。
般若心経に記されるのは、仏教の極意(悟り)ではなく、修行の極意なのです!
仏説 摩訶 般若波羅蜜多 心経
舎利子
色不異空 空不異色
色即是空 空即是色
受想行識 亦 復如是舎利子
是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減
是故 空 中
無 色
無 受想行識
無 眼耳鼻舌身意、
無 色声香味触法
無 眼界 乃至 無 意識界
無 無明 亦 無 無明尽 乃至 無 老死 亦 無 老死尽
無 苦集滅道
無 智 亦 無 得 以 無 所得故 菩提薩埵
依 般若波羅蜜多
故 心 無罣礙 無罣礙
故 無有恐怖 遠離一切 顛倒夢想 究竟涅槃三世諸仏
依 般若波羅蜜多
故 得 阿耨多羅三藐三菩提
故 知 般若波羅蜜多是 大神呪
是 大明呪
是 無上呪
是 無等等呪
能除一切苦 真実不虚
故 説 般若波羅蜜多呪
即 説 呪
曰羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶
般若心経
引用元:般若心経
仏法思想/修行の極意について。
特級僧アバロキテシュバラは修行を経て、「我々の認識する世界が、水槽の中の脳が見る夢のようなものである」と理解し、苦の概念を克服した。
「上級僧シャーリプトラ君、聞きたまえ。
この世界は、我々の脳が見ている夢だ。
脳の夢が世界だと言い換えてもいい。
いや、世界イコール脳の夢とも言える(梵我一如)。「まあ聞きたまえ、シャーリプトラ君。
この世のあらゆることは脳の見る夢なのだ。
夢には、生成・滅失も、汚損・精製も、増減すらも存在しない。
我々がバラモン教から継承し、長年解析を続けてきたヒトの認識メカニズムも、すべて脳の夢だ。
感性と悟性の概念も、理性の概念も同様。
十二因縁とその滅尽の教義、四諦の教義、目覚めの教義まで、なにもかもだ。ならば・・・、いや「だから」か?
彼ら彼女らは何も恐れず、何にも囚われず、何にもこだわらない。
大切なのは心の持ちよう。
心頭滅却すれば火も自ら涼し、だ。
真実は、誰が、どこから見たかで解釈が変わる。
そしてどのような解釈も、それぞれ正解なのだ。
大事なことは、どの解釈が自分を前向きにさせてくれるかだ。
自分が気持ち良くなれない考え方をわざわざする必要などなかろう?特級クラスの僧であれば当然、すべては脳の見る夢なのだと理解している筈だ。
これが、教祖ゴータマ・シッダールタ、そして過去の特級僧たちが修行により会得した空の概念。
そして「悟り」の要素のひとつだ。
人々は、悟りを得る前段階として、まず「空」を理解するべきだ。
空、偉大にして完全なる究極の呪文(真言=マントラ)を。さあ、唱えよう!
gate gate pāragate pāra-saṃgate bodhi svāhā.(翻訳不能の呪文)以上が仏法思想/修行の極意である。
引用元:般若心経(オリジナル意訳)
周辺知識
読み飛ばしても問題ありませんので、スライドボックスに入れておきます。
原始仏教と般若心経の関係
ちょっぴり学術!
西洋哲学者の「空」
ちょっぴり学術!
まとめ
文献
引用文献
現象学の理念
ブッダの真理のことば感興のことば
参考文献
まんがで読破 般若心経
般若心経をパリピ風味に歌ってみた!
純粋理性批判
「講談社まんが学術文庫」の一冊、およびバラエティ・アートワークス(Teamバミンカス)のまんがで読破シリーズ(一冊完結型)の一冊です。
難解さで有名なカントの純粋理性批判のコミカライズです。
ちょっぴり学術!
詳しく読む!
詳しく知る!
詳しく知る!
プラグマティズム
「講談社まんが学術文庫」の一冊です。
プラグマティズムは、実用を重んじる近代の思想哲学です。
ちょっぴり学術!
詳しく知る!
脚注
- was_a_bee、File:Brain_in_a vat_(ja).png_-_Wikimedia_Commons、パブリックドメイン ↩︎
- 諸説あり。釈迦が直接語ったことば(経)ではないとして、般若心経を「偽経」と定義することもあります。 ↩︎
- File:Xuanzang w.jpg - Wikimedia Commons、パブリックドメイン、トリミング加工 ↩︎
- File:Buddha in Sarnath Museum (Dhammajak Mutra).jpg - Wikimedia Commons、
クリエイティブ・コモンズ、表示-継承 3.0 非移植、トリミング実施 ↩︎ - 諸説あり。 ↩︎

















