[03] マネーシステム

リュディアの貴金属貨幣経済とは?【造語の解説】

この記事では、生活者経済学で扱う造語「リュディアの貴金属貨幣経済」を紹介します。

この記事で唱える仮説

1.後期マネーシステム(貴金属貨幣経済)は、食糧需要でも軍需でもなく、王権を担保として機能したと想像します。

ことばの概要

10秒解説

貴金属貨幣経済は、主に古代国家リュディア紀元前7世紀 - 紀元前547年)で行われていたであろう部族経済 兼 交易経済を指す造語です。

にゃむーん

現行の経済学では見当たらなかったので、新たにことばを創りました!

古代国家リュディア

リュディア紀元前7世紀から紀元前547年まで栄えました。

世界初の金貨(エレクトロン貨)を発明した国として知られています。

世界初の硬貨
エレクトロン貨1

ヒッタイトの崩壊から約600年。

新時代の幕開けだ。

わるたん
リュディア
リュディア2

ことばの歴史・背景

貴金属貨幣制度

マネーシステム自体は既に完成されている。

もはや、マネーに必要な担保機能は王権に対する信用で十分まかなえるはず・・・。

リュディアの王はそう気付いたと想像仮説3を立てます。

にゃむーん

一般に、貴金属は実物貨幣に分類されます。

しかし、生活者経済学では名目貨幣に分類しますにゃ。

周辺知識(Wikipedia)
実物貨幣 | Wikipedia
実物貨幣 | Wikipedia

Wikipedia、2025.2.16閲覧

周辺知識(Wikipedia)
名目貨幣 | Wikipedia
名目貨幣 | Wikipedia

Wikipedia、2025.2.16閲覧

生活者経済学では、金銀に実物としての価値はないと解釈します。

前1200年のカタストロフの教訓をもとに、あえて役立たずの貴金属に名目価値を与えたのかもしれません。

実用金属だと、製造法が漏れたりしたとき大変だからな。

わるたん

ギリシア神話「ミダスの手」

ローマ帝国の宮廷詩人クラウディアヌスは、このように歌った4といいます。

ミダスの手(ギリシア神話)

リュディアの王ミダースは、触れるものすべてを黄金に変える力を欲しました。

その願いは叶えられました。

しかし、王はパンを食べようとすれば金塊に、ワインを飲もうとすれば砂金に変わってしまうことに気づきます。

王は、黄金を強く嫌悪しながら、自らの過ちを呪ったのでした。

リュディア王ミダース
ミダース5

ギリシア神話に登場するこの寓話は、リュディア貴金属貨幣経済への批判だったのかもしれません。

まとめ

この記事で唱える仮説

1.後期マネーシステム(貴金属貨幣経済)は、食糧需要でも軍需でもなく、王権を担保として機能したと想像します。

文献

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引用文献

サピエンス全史

はだしのゲン

参考文献

21世紀の貨幣論

脚注

  1. エレクトロン貨。アナトリア西部のリュディアの王アリュアッテスが紀元前640年頃に造ったとされる。File:BMC 06.jpg - Wikimedia CommonsClassical Numismatic Group, Inc. 、CC 表示-継承 3.0、改変なし  ↩︎
  2. File:Map of Lydia ancient times-ja.svg - Wikimedia CommonsCC 表示-継承 3.0、解像度のみ変更 ↩︎
  3. 「想像仮説」とは、「おそらく、このような事実があったのであろう」など、ライフハックのバックボーンとなる発想ではあるが、学術的根拠が十分でない、仮説というには大胆すぎる個人的見解を指す造語です。 ↩︎
  4. 神話上の説話であり、史実とは一部異なるようです。 ↩︎
  5. ウォルター・クレインFile:Midas gold2.jpg - Wikimedia Commons、パブリックドメイン。なおミダスがリュディア王であるとするのは、ギリシア神話上の扱いであり、史実は異なるようです。 ↩︎

この記事を書いた人

にゃむーん

kyo9557
(ファイナンシャルプランナー/知的財産管理技能士)

雇ってもらって働かないと生活が成り立たない、富裕層と労働者階級のグレーゾーンに位置する40代夫婦の片割れ。
「労働者の常識」と「お金持ちの常識」とを併せ持つ強みを活かし、家計管理・投資・ライフプランニングの専門家として情報発信を行っています。

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