この記事では、生活者経済学で扱う造語「リュディアの貴金属貨幣経済」を紹介します。
この記事で唱える仮説
1.後期マネーシステム(貴金属貨幣経済)は、食糧需要でも軍需でもなく、王権を担保として機能したと想像します。
ことばの概要
10秒解説
貴金属貨幣経済は、主に古代国家リュディア(紀元前7世紀 - 紀元前547年)で行われていたであろう部族経済 兼 交易経済を指す造語です。
現行の経済学では見当たらなかったので、新たにことばを創りました!
古代国家リュディア
世界初の金貨(エレクトロン貨)を発明した国として知られています。

ヒッタイトの崩壊から約600年。
新時代の幕開けだ。

ことばの歴史・背景
貴金属貨幣制度
マネーシステム自体は既に完成されている。
もはや、マネーに必要な担保機能は王権に対する信用で十分まかなえるはず・・・。
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実物貨幣 | Wikipedia
Wikipedia、2025.2.16閲覧
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名目貨幣 | Wikipedia
Wikipedia、2025.2.16閲覧
生活者経済学では、金銀に実物としての価値はないと解釈します。
ちょっぴり学術!
前1200年のカタストロフの教訓をもとに、あえて役立たずの貴金属に名目価値を与えたのかもしれません。
実用金属だと、製造法が漏れたりしたとき大変だからな。
ギリシア神話「ミダスの手」
ローマ帝国の宮廷詩人クラウディアヌスは、このように歌った4といいます。
ミダスの手(ギリシア神話)

ギリシア神話に登場するこの寓話は、リュディアの貴金属貨幣経済への批判だったのかもしれません。
まとめ
この記事で唱える仮説
1.後期マネーシステム(貴金属貨幣経済)は、食糧需要でも軍需でもなく、王権を担保として機能したと想像します。
文献
引用文献
サピエンス全史
はだしのゲン
参考文献
21世紀の貨幣論
脚注
- エレクトロン貨。アナトリア西部のリュディアの王アリュアッテスが紀元前640年頃に造ったとされる。File:BMC 06.jpg - Wikimedia Commons、Classical Numismatic Group, Inc. 、CC 表示-継承 3.0、改変なし ↩︎
- File:Map of Lydia ancient times-ja.svg - Wikimedia Commons、CC 表示-継承 3.0、解像度のみ変更 ↩︎
- 「想像仮説」とは、「おそらく、このような事実があったのであろう」など、ライフハックのバックボーンとなる発想ではあるが、学術的根拠が十分でない、仮説というには大胆すぎる個人的見解を指す造語です。 ↩︎
- 神話上の説話であり、史実とは一部異なるようです。 ↩︎
- ウォルター・クレイン、File:Midas gold2.jpg - Wikimedia Commons、パブリックドメイン。なおミダスがリュディア王であるとするのは、ギリシア神話上の扱いであり、史実は異なるようです。 ↩︎
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