この記事では、アカウント思考TMで扱う概念のひとつ「普遍的正義」を紹介します。
この記事で唱える仮説
1.「普遍的正義」とは、普遍的で、絶対的で、理想的な、完全無欠の正義です。
ことばの概要
10秒解説
「普遍的正義」は、普遍的で、絶対的で、理想的な、完全無欠の正義。
誰にも論破されず、誰もを納得させる、完璧な正義です。

んなもん、在るわけないだろーが。
もしそんなものがあれば、戦争は起こらないし、裁判もいらない。
ことばの歴史・背景
類義語
類義語に普遍的価値があります。
概念「善美なるもの」
古代ギリシアでは、普遍的正義・普遍的価値はまとめてκαλοκαγαθία(カロカガティア=善美なるもの)として研究されました。
この研究を始めたのが大賢者ソクラテス。
「無知の知(不知の自覚)」で有名な人物ですね。

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価値♯概要 | Wikipedia
Wikipedia、2024.10.23閲覧
概念「イデア」
καλοκαγαθία(カロカガティア=善美なるもの)の研究は弟子プラトンに引き継がれ、やがてイデア論として大成します。

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イデア論 | Wikipedia
Wikipedia、2024.10.23閲覧
「善美なるもの」を議論するうえで、これらの言葉は必須ですからね。
ことばの周辺知識
「普遍的正義」は不知の存在である。
それでは、普遍的正義とはどのようなものなのでしょうか?
不知であるとする根拠
普遍的正義が不知であるとする根拠としては、有名な思考実験「トロッコ問題(1967(昭和42)年)」などが挙げられます。
トロッコが暴走しました!
ポイントを切り替えることで、5人を見殺しにするか1人を犠牲にするか選ぶことができます。
さあ、あなたはどちらを選びますか?

この問題に、普遍的で絶対的で理想的な完全無欠の回答は、ない・・・と思う。
たぶん。
「普遍的正義」に対する要請
わたしたちは、普遍的正義の存在を要請します。
なぜ強行するのだ?
それはまた、別の記事で・・・。
まとめ
この記事で唱える仮説
1.「普遍的正義」とは、普遍的で、絶対的で、理想的な、完全無欠の正義です。
文献
参考文献
これからの正義の話をしよう
マンガで読む名作 ソクラテスの弁明
国家 ~正義について~
ニコマコス倫理学
脚注
- Sting、File:Socrate du Louvre.jpg - Wikimedia Commons、表示-継承 2.5 一般、解像度のみ変更 ↩︎
- File:Plato.png - Wikimedia Commons、パブリックドメイン ↩︎
- 「想像仮説」とは、「おそらく、このような事実があったのであろう」など、ライフハックのバックボーンとなる発想ではあるが、学術的根拠が十分でない、仮説というには大胆すぎる個人的見解を指す造語です。 ↩︎
- McGeddon、File:Trolley problem.png - Wikimedia Commons、CC 表示-継承 4.0、解像度のみ変更 ↩︎







