この記事では、経営学用語「Win-Winの関係」について紹介します。
この記事でわかること
1.「Win-Winの関係」とは、お互いの利益を増大させる、双方にとって好都合な関係のことをいいます。
ことばの概要
概要
「Win-Winの関係」とは、お互いの利益を増大させる、双方にとって好都合な関係のことをいいます。

わたしも勝つ、あなたも勝つ。
それがWin-Winの関係です。
Win-Winの関係の存在証明
事例を想像する
アダム・スミスの思考実験「狩りの得意な人間」と「弓づくりが得意な人間」の取引・交換を考えてみましょう。
「たとえば狩りの得意な人間と弓づくりが得意な人間がいたとします」
「すると当然狩りの得意な人間は多くの獲物を捕らえることができますが」(よっしゃ大漁だ!)「狩りが得意ではない人間は獲物を捕らえることに苦労することになります」(ハト一羽・・・。)
「しかし 狩りができなければわけまえにすがるしかないのですが」(ダメダメ)(すいません恵んでくださいませんか)(そんな余裕ないよ)「このように情だけに訴える方法は非効率と言えます」
(そうしていきついたのが相手の利己心に訴えるという方法ーつまり「取引」や「交換」のはじまりです)「僕の新しい弓をあげようか?」「いいのか?」「うん けどそのかわり僕のぶんも狩ってきてくれる?」「お安いご用さ!」
誰でも、取引をもちかけるときにはそのように提案している。わたしがほしいものをくれれば、希望するものをあげようというのが、そうした提案の意味なのだ。
引用元:アダム・スミス、山岡洋一(訳)、国富論、第2章分業の起源
弓づくりが得意な人間の視点
わたしがほしいものをくれれば、希望するものをあげようというのが取引の本質です。
さて、下図は「弓づくりが得意な人間」から見た取引・交換の図です。
彼にとって、自分では狩れない獲物は、自作できる弓よりも価値が高くなります。このため右下部分に利益、すなわち取引・交換を行う動機が生まれます。

狩りが得意な人間の視点
さて、下図は「狩りが得意な人間」から見た取引・交換の図です。
「狩りが得意な人間」にとって、名匠の弓は、自分で狩れる獲物よりも価値が高くなります。このため右下部分に利益、すなわち取引・交換を行う動機が生まれます。

Win-Winの関係
さて、この2つの図を並べるとどうなるでしょう。

当然ですが、双方に「利益」が生まれていることがわかります。
これを可能にするのがWin-Winの関係です。
わたしも利を得る、あなたも利を得る。
理想の状態ですね。
ことばの周辺知識
名著「七つの習慣」
Win-Winの関係は、作家・経営コンサルタントスティーブン・コヴィーの提唱する七つの習慣の第4「Win-Win を考える」にも登場します。
彼によれば、Win-Win or NoDealの関係が最上とのことです。
Win-Win or NoDealの関係を貫くのは、簡単なことではありません。
人間関係の5つのパターン
人間関係には、大別して5つのパターンがあると考えられます。
- Win-Winの関係(お互いに有益な関係)
- Win-Loseの関係
- Lose-Winの関係
- Lose-Loseの関係(お互いに損な関係)
- NoDealの関係(関係を築かない)
Lose-Loseの関係は、腐れ縁、悪縁ともいえます。
そのような状態に陥ったら、関係の清算を検討すべき・・・かもしれませんね。
Win-LoseよりもWin-Winを選ぶ
物語の中では、Win-LoseよりWin-Winを選ぶ登場人物もしばしば出てきます。
そのようなキャラクターは「信用できる仲間」として描かれることが多いようです。
「いくら?」「いいよ別に」「だめよ 労働の対価はきちんと受け取るべき」
文献
引用文献
国富論 まんがで読破
便利屋斎藤さん、異世界に行く
参考文献
まんがでわかる 七つの習慣
まんがでわかるシリーズ(一冊完結型(4巻+plus))の一シリーズです。
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